2012年8月6日月曜日

何を怖がってたんやろう : クリエイティブの可能性






8月2日から8月5日の4日間


「クリエイティブの可能性(以下:クリ可)」という東日本震災復興支援活動に参加しました。
「クリ可」が始まった経緯は割愛させていただきますが、詳しい説明はこちらをご覧ください。

クリエイティブに託し、その後を追う(支援者の方の思い)

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    まだ被災地に行ったことがない人の中には
    日々の生活や仕事等さまざまな理由で行きたくても行けない人がいる。
    
今回の合宿のリーダーの野村さんから聞いて、はっとした言葉だった。

だけど、私は行くのを怖がっていた人だった。

私は放射線の影響や、腰を痛めていたことで
被災地に行くことを怖がっていた。
行っても、瓦礫撤去なんて腰に負担がかかってできないだろうし
放射線の影響も怖いし、とそう思っていた。

しかし、震災から1年がたった今年の3月に
復興支援のイベントに参加し、Skypeで現地の方の声を聞を聞いて
一歩踏み出すきっかけをもらった。

実際に現地に行った学生の
「瓦礫撤去などハードだけでなく、現地の方と話すことなどソフト面でのケアも現地で必要とされている」
という言葉や、現地の方の
「会いにきてほしい」という言葉を聞いて
「あぁ、私にもできることあるんや」 「現地の方に会いに行きたい」
と思えたことが、一歩踏み出すきっかけになった。

実際に参加してみて私が思ったのは

「何を怖がってたんやろう」ということ。

4日間を振り返ると
私が当初怖がっていたものは、何も怖いものではなかったことに気づいた。

私の4日間は、

目の前の被災地という現実に、思考停止状態になっていた自分。

作業に効率ややりがいを追い求めすぎて、被災地や被災者の方に思いをよせることを
見失いそうになっていたこと。

復幸市場のレジのおばちゃんの、素敵な笑顔。少しだけど楽しかったおしゃべり。

美味しくて、ほんまに美味しくて、絶対また食べに来る!って思えた
美味しいごはんと、気さくな店主のおじちゃん。

唯一合宿中に「怖い」と思った時だって、心の奥底から対話してきた
この人たちの前でなら、「失敗しても、ありのままの自分を受け止めてくれるかもしれない」
と感じることができて、乗り越えられたこと。

最終日のバスで被災地をあとにする時の、自分の心の軽さ

全部、きっとずっと忘れられない。

このブログを書いている今も、
思い出すのは参加メンバーの笑顔や、合宿を支えてくださった方々への感謝の気持ちで
何も怖いものはなかった。

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もし、今このブログを読んでくださっているあなたが
東北でのボランティアが「怖い」と思って一歩踏み出せずにいるなら
このブログが、一歩踏み出すきっかけになればいいなと、そう思っています。

それは、このクリエイティブの可能性かもしれないし、ピースボートかもしれない。
助けあいジャパンかもしれない。何だっていいと思います。

一緒に「5年後、10年後の東北」に思いをよせ、活動をつなげていきましょう。
きっと素敵な仲間に出会えます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。



@yuri_hamada


1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    リンクのご紹介、ありがとうございました。

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